病院・クリニック向けウォーターサーバーおすすめ人気ランキング15選【2026年最新】待合室に置くメリットと衛生的な選び方

待合室で長時間過ごす患者さんに、気軽に一杯の水を届けられたら。会計帰りにすぐ薬を飲みたい方や、一緒に来院した小さなお子さんにも、さっと水を出してあげられたら。病院やクリニックがウォーターサーバーの導入を考え始めるきっかけは、こうした院内での小さな気配りであることが少なくありません。

一方で、医療機関ならではの悩みもあります。不特定多数の人が使うからこそ衛生面が心配、ボトル交換や受け取りで受付スタッフの手を止めたくない、子どものやけどが怖い、法人契約の解約金はどうなっているのか、といった点です。家庭用の選び方そのままでは、院内での運用に合わないこともあります。

そこでこの記事では、病院・クリニックにおすすめのウォーターサーバーを、水道水を使う浄水型7機種と、ボトルが届く宅配型8機種に分けてランキング形式で紹介します。待合室に置くメリット・デメリット、衛生的な選び方、診療科別の置き方、院内での運用ルールや導入の流れまで解説するので、導入を検討する際のチェックリストとしてお役立てください。

※本記事の料金・キャンペーン情報は2026年10月時点の調査内容です。法人契約では条件が個別に異なる場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

病院・クリニックにウォーターサーバーを置く人が増えている理由

病院やクリニックの待合室、ナースステーションでウォーターサーバーを見かける機会が増えています。まずは、医療機関で導入が広がっている背景を3つの視点から整理します。

待合室で水を飲めると患者さんの負担が軽くなる

病院の待ち時間は、診察・検査・会計・処方と続くと1時間を超えることも珍しくありません。体調が悪い中で長時間座っている患者さんにとって、のどが渇いたときにその場で水を飲めることは、思っている以上に大きな安心材料になります。売店や自動販売機まで歩くのがつらい高齢の方や、付き添いで席を外しにくいご家族ならなおさらです。

とくに夏場は待合室の人の出入りが多く、空調が効いていても脱水気味になりやすい時期です。環境省の「健康のため水を飲もう」推進運動でも、こまめな水分補給の習慣づけが呼びかけられています。待合室に水を用意しておくことは、患者さんへの気づかいであると同時に、院内の体調急変を防ぐ小さな備えにもなります。

もちろん、ウォーターサーバーを置くだけで満足度が決まるわけではありません。ただ、紙コップ1杯の水を自由に飲める環境は、医院の印象を左右する細かなサービスのひとつです。口コミサイトで待合室の快適さに触れられることも多く、地域で選ばれる医院づくりの一環として導入を決めるケースが増えています。

待合室・ナースステーション・スタッフルームなど設置場所はさまざま

医療機関でのウォーターサーバーの使い道は、待合室だけではありません。主な設置場所と、それぞれで求められるポイントは次のとおりです。

設置場所 主な利用者 重視したいポイント
待合室・ロビー 患者さん・付き添いの家族 衛生機能、チャイルドロック、紙コップの導線
処置室・診察室の近く 服薬が必要な患者さん 常温水が出せるか、省スペース
ナースステーション 看護師・医療スタッフ すぐにお湯が出る、補充の手間が少ない
スタッフルーム・休憩室 職員全員 月額コストの安さ、卓上サイズ
調剤薬局の受付 薬を受け取った患者さん 常温水、カウンター上に置けるサイズ

たとえば小規模なクリニックなら、待合室に1台置いてスタッフも共用する形が一般的です。一方、病棟がある病院では、外来の待合室とナースステーションで別々に設置し、用途ごとに浄水型と宅配型を使い分けているところもあります。まずは何人が、どこで、どんな目的で使うのかを書き出しておくと、機種選びで迷いにくくなります。

浄水型と宅配型の違いを先に知っておこう

ウォーターサーバーには、水道水をサーバー内でろ過して使う浄水型と、天然水やRO水のボトルが定期的に届く宅配型の2種類があります。医療機関で選ぶ際に違いが出るのは、主に次の点です。

比較項目 浄水型 宅配型
月額の目安 定額3,000円台前後(使い放題) 水代4,000円前後〜(使う本数で変動)
補充方法 給水タンクに水道水を注ぐ(水道直結型は不要) ボトルを交換する
受け取り・保管 不要(フィルターが定期的に届く) ボトルの受け取りと保管スペースが必要
水の種類 ろ過した水道水 天然水・RO水を選べる
停電・断水時 断水すると補充できない 未開封ボトルを備蓄水に回せる

ざっくり言うと、利用人数が多くコストを読みやすくしたいなら浄水型、水の品質や災害時の備蓄を重視するなら宅配型が向いています。浄水型は使った量に関係なく定額なので、患者数が多い日でも費用が増えないのが強みです。宅配型はボトルの受け取りと保管の手間はありますが、天然水を出せることや、未開封ボトルを非常用の水として活用できることが魅力です。

次の章から、浄水型と宅配型それぞれのおすすめ機種をランキング形式で紹介します。

病院におすすめの浄水型ウォーターサーバーランキング7選

まずは、水道水を使う浄水型のおすすめ7機種を比較表にまとめました。月額料金は使い放題の定額制で、ボトルの受け取りが不要なので、受付スタッフの手間を増やしたくない医院に向いています。

機種名 月額料金(税込) 設置タイプ 衛生機能 契約期間
エブリィフレシャス tall
エブリィフレシャス tall
3,300円 床置き・給水タンク式 UV-LEDで自動クリーン 規定の利用期間あり
ウォータースタンド ピュアライフ L
ウォータースタンド ピュアライフ L
2,860円〜3,300円 床置き・給水タンク式 フィルター9か月ごと交換・本体交換対応 縛りなし/3年/5年
クリクラ feel free putio
feel free putio
3,140円(サポート込) 卓上・給水タンク式 LED(UV)殺菌・年1回本体交換 プランにより異なる
ハミングウォーター flows
ハミングウォーター flows
3,410円 床置き・給水タンク式 2層フィルター(8か月ごと交換) 2年
Locca Smart
Locca Smart
3,300円 床置き・給水タンク式 サブタンク・出水口をUV LED殺菌 5年
ウォータースタンド プライムスタンド
ウォータースタンド プライムスタンド
5,500円+初回設置費9,900円 床置き・水道直結 UV-LEDで自動除菌・定期メンテナンス 1年未満の撤去は手数料あり
シャインウォーター
シャインウォーター
3,300円 床置き・給水タンク式 トリプルクリーンシステム 2年

1位 エブリィフレシャス tall|水道水を入れるだけでボトル交換の手間がなく受付業務を圧迫しない

エブリィフレシャス tall

月額料金(税込) 3,300円(サーバーレンタル料・浄水カートリッジ・配送料込み)
水の使用量 定額で使い放題
温度 冷水約5〜10℃・ECO冷水約10〜15℃・常温水・ECO温水約70〜75℃・温水約80〜85℃・高温水約90℃の6段階
タンク容量 合計8.7L(給水タンク5.7L・冷水1.5L・温水1.5L)
サイズ 幅290mm×奥行363mm×高さ1,125mm
衛生機能 UV-LEDによる自動クリーン
カートリッジ交換 月約100L使用で1年に1回(無料で届く)
チャイルドロック あり(2歳程度の幼児の目線から見えない高さにボタンを配置)
キャンペーン 実質4か月半額・他社からの乗り換えで解約金をキャッシュバック(時期により内容が変わります)
メリット

  • 月額3,300円の定額で患者数が多い日も費用が増えない
  • 常温水を含む6段階の温度で服薬にも使いやすい
  • UV-LEDの自動クリーンで日々の衛生管理がラク
デメリット

  • 給水タンクへの水道水の補充はスタッフが行う必要がある
  • 天然水ではなく、ろ過した水道水になる
  • 規定の利用期間内に解約すると手数料がかかる

エブリィフレシャス tallは、宅配型ウォーターサーバーで実績のあるフレシャスが手がける浄水型です。月額3,300円にサーバーレンタル料・浄水カートリッジ・配送料がすべて含まれ、どれだけ使っても料金が変わらないため、患者数の波がある医院でもコストを読みやすいのが最大の強みです。ボトルの受け取りや在庫管理がいらないので、受付スタッフが配送対応で手を止めることもありません。

温度は冷水から高温水まで6段階で、とくに薬を飲むのに使いやすい常温水が出せる点は医療機関向きです。サーバー内部はUV-LEDで自動的にクリーニングされ、カートリッジ交換も年1回程度と手間がかかりません。チャイルドロックのボタンは小さな子どもの目線から見えにくい高さに配置されているので、小児科の待合室にも置きやすい設計です。

2位 ウォータースタンド ピュアライフ L|最低契約期間なしのプランがあり小規模クリニックでも試しやすい

ウォータースタンド ピュアライフ L

月額料金(税込) 縛りなしプラン3,300円/3年プラン3,080円/5年プラン2,860円
解約金 縛りなしプランは0円(3年・5年プランは利用期間に応じて発生)
温度 冷水約4〜8℃・温水約92℃・常温水
タンク容量 給水タンク4.5L・冷水2.0L・常温水1.0L・温水1.5L
サイズ 幅26cm×奥行37cm(受け皿装着時42.2cm)×高さ120.4cm
月額に含まれるもの 交換フィルター(9か月ごと)・故障修理・電話サポート・経年劣化時の本体交換
チャイルドロック すべての操作をロック可能・温水は自動ロック
法人利用 法人専用の申込み窓口あり
メリット

  • 縛りなしプランなら解約金0円でお試し導入できる
  • 5年プランなら月額2,860円まで下がる
  • 修理や経年劣化時の本体交換まで月額に含まれる
デメリット

  • 縛りなしプランは長期プランより月額が高い
  • 3年・5年プランは早期解約で解約金がかかる
  • 温水が約92℃と高めなので子どもの手の届かない位置に置きたい

ウォータースタンド ピュアライフ Lは、浄水型ウォーターサーバーの専業メーカーとして法人導入の実績が多いウォータースタンドの床置きモデルです。最大の特徴は最低契約期間のない縛りなしプランがあり、解約金0円で始められること。開業したばかりのクリニックや、患者さんの利用状況を見てから本格導入を決めたい医院でも試しやすい料金体系です。

使い続けることが決まったら、3年プランや5年プランに切り替えることで月額を抑えられます。フィルター交換や故障修理、経年劣化時の本体交換まで月額に含まれるので、設置後のメンテナンス費用が読みやすいのも院内備品として安心できるポイントです。常温水が出せるうえ、温水は自動でロックされるので、待合室での服薬対応にも向いています。

3位 feel free putio|コンパクトな卓上サイズで狭い待合室や診察室にも置きやすい

クリクラ feel free putio

月額料金(税込) お得プラン2,680円+あんしんサポートパック460円=3,140円
初回特典 初回3か月は半額(月1,570円)
設置タイプ 卓上・給水タンク式
サイズ 幅240mm×奥行362mm×高さ415mm
タンク容量 給水タンク3L・冷水1L・温水1L
温度 冷水約5〜10℃・温水約80〜85℃(ECO・再加熱モードあり)
衛生機能 取水口直前のLED(UV)殺菌・1年に1度サーバー本体をまるごと交換
チャイルドロック 温水は常時ロック+全操作ロックボタン
メリット

  • 幅24cmの卓上サイズで受付カウンターにも置ける
  • 年1回サーバー本体をまるごと交換してくれる
  • 初回3か月は半額で導入コストを抑えられる
デメリット

  • 給水タンクが3Lと小さく、利用者が多いと補充回数が増える
  • 卓上型のため置き台やカウンターのスペースが必要
  • あんしんサポートパックの月額が別途かかる

feel free putio(プティオ)は、宅配水のクリクラで知られる株式会社ナックが展開する浄水型ブランド、feel freeの卓上モデルです。幅240mmとコンパクトなので、床置き型を置くスペースがない待合室の一角や、受付カウンター、診察室の片隅にも設置しやすいのが魅力です。

医療機関で安心なのが、1年に1度のメンテナンスでサーバー本体をまるごと新しいものに交換してくれる点です。取水口の直前にはLED(UV)殺菌も搭載されているので、不特定多数が使う環境でも清潔さを保ちやすくなっています。給水タンクが3Lと小さめなので、1日に数十人が使う待合室よりも、小規模クリニックやスタッフルーム向きと考えるとよいでしょう。

4位 ハミングウォーター flows|定額で飲み放題なので患者数が多い日もコストが読める

ハミングウォーター flows

月額料金(税込) 3,410円(北海道3,630円・沖縄3,740円)・定額で飲み放題・初月利用料無料
初回出荷手数料 2,200円(北海道・沖縄は3,300円)
規定利用期間 2年(期間内の解約はサーバー引取手数料33,000円)
温度 冷水約6〜10℃・常温水・温水約80〜90℃
フィルター PFASなどを除去する2層フィルター・8か月ごとに交換
チャイルドロック 温水ロック・完全ロック・解除の3モード
サイズ 幅26cmのコンパクトな床置き型
メリット

  • 月額定額で何杯飲んでも料金が変わらない
  • チャイルドロックを3モードから選べる
  • 幅26cmのスリムな本体で通路をふさぎにくい
デメリット

  • 2年以内に解約すると33,000円の引取手数料がかかる
  • 初回出荷手数料が月額とは別に必要
  • 北海道・沖縄は月額が割高になる

ハミングウォーター flowsは、コスモウォーターを運営するコスモライフが手がける浄水型サーバーです。月額3,410円の定額制で、夏場や感染症の流行期に患者数が増えても料金は一定なので、経費の予算を立てやすいのが医療機関にとっての安心材料です。

チャイルドロックは温水ロック・完全ロック・解除の3モードから選べるので、待合室では完全ロック、スタッフルームでは温水ロックのみといった使い分けもできます。ただし、規定利用期間の2年以内に解約すると33,000円のサーバー引取手数料がかかるため、移転や改装の予定があるクリニックは時期を確認してから契約しましょう。

5位 Locca Smart|水道水をろ過した水を月額定額で使え衛生面を重視する医院に向く

Locca Smart

月額料金(税込) 3,300円(サーバーレンタル・配送・カートリッジ交換込み)
最低利用期間 5年(60か月)・期間内の解約は利用期間に応じた手数料あり
温度 冷水約6℃・常温水約25〜30℃・白湯約55℃・温水約80℃・再加熱約90℃の5種類
タンク容量 給水タンク4.0L・サブタンク1.0L・温水1.8L・冷水2.0L
衛生機能 サブタンク・出水口にUV LEDを照射して殺菌
チャイルドロック 温水・白湯はロック、ALL LOCKスイッチで全ボタンを無効化
サイズ・重量 高さ1,200mm×幅260mm×奥行382mm・21.0kg
メリット

  • 出水口までUV LEDで殺菌する衛生設計
  • 白湯や常温水を含む5種類の温度を使い分けられる
  • ALL LOCKスイッチで待合室でも誤操作を防げる
デメリット

  • 最低利用期間が5年と長い
  • 期間内の解約は手数料がかかる
  • 重量21kgで設置後の移動は大変

Locca Smartは、プレミアムウォーターが展開する浄水型ブランドLoccaの床置きモデルです。月額3,300円の定額で、サブタンクと出水口の両方にUV LEDを照射して殺菌する仕組みを備えており、不特定多数の人が使う待合室の衛生面を重視したい医院に向いています。

温度は冷水・常温水・白湯・温水・再加熱の5種類から選べ、約55℃の白湯は体を冷やしたくない患者さんや、粉薬を溶かしたいときにも便利です。一方で最低利用期間が5年と長いため、長く同じ場所で診療を続ける予定が決まっている医院向けの選択肢と言えます。

6位 ウォータースタンド プライムスタンド|法人向けの水道直結タイプで補充不要なので大人数の病院にも対応

ウォータースタンド プライムスタンド

月額料金(税込) 5,500円
初回設置費(税込) 9,900円(本体設置・初期設定・分岐水栓金具・出張料金などを含む)
設置タイプ 水道直結の床置き型(オフィス・公共施設など法人向け)
タンク容量 合計21.6L(冷水8.5L・常温水9.5L・温水3.6L)
温度 冷水約5℃・温水約93℃(通常モード)・常温水
衛生機能 UV-LEDが常温水タンク内と抽出口を6時間・12時間サイクルで自動除菌
月額に含まれるもの 定期メンテナンス・6か月ごとのフィルター交換・故障修理・経年劣化時の本体交換
撤去時の注意 設置から1年未満の撤去・機種変更は手数料6,600円(税込)
メリット

  • 水道直結なので水の補充作業が一切いらない
  • 合計21.6Lの大容量で大人数でも冷水・温水が切れにくい
  • 定期メンテナンスとフィルター交換が月額に含まれる
デメリット

  • 月額5,500円と給水タンク式より高い
  • 初回設置費9,900円と水道の分岐工事が必要
  • 設置場所が水道の近くに限られる

ウォータースタンド プライムスタンドは、オフィスや学校、図書館などの公共施設向けに作られた法人向けの水道直結型サーバーです。水道管から直接給水するため、スタッフがタンクに水を注ぐ作業が一切なく、1日に何十人も利用する大きな病院の外来待合室でも水切れの心配がほとんどありません。

冷水・常温水・温水を合わせて21.6Lの大容量タンクを備え、UV-LEDによる定期的な自動除菌と、専門スタッフによる定期メンテナンスがついています。給水タンク式より月額は上がりますが、補充にかかるスタッフの人件費まで考えると割安になるケースもあります。設置には水道の分岐工事が必要なので、テナント入居の場合はビル管理会社への確認も忘れずに行いましょう。

7位 シャインウォーター|給水タンク式で工事不要なのでテナント入居のクリニックでも置きやすい

シャインウォーター

月額料金(税込) 3,300円(本体購入プランもあり)
契約期間 2年(2年未満の解約はサーバー引取手数料14,300円)
設置タイプ 床置き・給水タンク式
タンク容量 本体内約4.0L+給水タンク約5.0L
温度 冷水5・8・10℃、温水80・85・90℃の各3段階(ECOモードは冷水12℃・温水75℃)
衛生機能 トリプルクリーンシステム
カートリッジ 3か月に1度、交換用カートリッジが郵送で届く
サイズ 高さ118.0cm×幅30.0cm×奥行32.0cm
メリット

  • 水道工事なしで設置できるのでテナントでも導入しやすい
  • 冷水・温水の温度をそれぞれ3段階で調整できる
  • カートリッジが3か月ごとに届き交換頻度が高い
デメリット

  • 2年未満の解約で14,300円の引取手数料がかかる
  • チャイルドロックは温水レバーのみ
  • 大手と比べると法人向けの情報が少ない

シャインウォーターは、給水タンクに水道水を入れて使う浄水型サーバーです。水道直結型と違って配管工事が不要なので、内装に手を加えにくいテナント入居のクリニックでも、コンセントさえあれば置けるのがメリットです。

冷水と温水はそれぞれ3段階で温度を変えられ、カートリッジは3か月に1度届くので、浄水の鮮度を保ちやすい仕組みです。チャイルドロックは温水レバーについていますが、小さな子どもが多い医院では本体の設置位置や、受付から見える場所に置くといった運用面での工夫もあわせて考えておくと安心です。

病院におすすめの宅配型ウォーターサーバーランキング8選

続いて、天然水やRO水のボトルが届く宅配型のおすすめ8機種です。水の品質にこだわりたい医院や、災害時の備蓄も兼ねたい病院に向いています。料金は水の使用量で変わるため、比較表ではボトル料金と最低限かかる費用を中心にまとめました。

機種名 水の料金(税込) 水の種類 ボトル位置 メンテナンス・衛生
コスモウォーター SmartプラスNEXT
コスモウォーター smartプラスNext
12L 2,160円(月4,320円〜) 天然水 足元 自動クリーン機能
フレシャス dewo
フレシャス dewoⅱ
7.2L 1,248円〜(1箱4パック単位) 天然水 上置き(軽量パック) UV-LED
クリクラFit(フィット)
クリクラFit
12L 1,620円+サポート460円/月 RO水 上置き 年1回サーバー本体交換
ワンウェイウォーター smartプラス
ワンウェイウォーター smartプラス
12L 1,350円〜(プラスプレミアム) 天然水・RO水から選択 足元 Wクリーン機能
プレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバー
プレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバー
月4,082円〜(ボトル2本) 天然水 上置き 温水スライドロック
アクアクララ アクアスリム
アクアクララ アクアスリム
ボトル代+あんしんサポート料1,100円/月 RO水(ミネラル調整) 上置き 2年に1度サーバー洗浄
アルピナウォーター スタンダードサーバー
アルピナウォーター スタンダードサーバー
12L 1,436円+レンタル770円/月 RO水(ピュアウォーター) 上置き 2年〜2年半ごとに無料メンテナンス
プレミアムウォーター スリムサーバーⅣ
プレミアムウォーター スリムサーバー4
月4,190円〜(ボトル2本) 天然水 上置き 温水の火傷防止ロック

1位 コスモウォーター smartプラスNext|足元ボトル交換でスタッフの負担が軽く自動クリーン機能も搭載

コスモウォーター SmartプラスNEXT

水の料金(税込) 12Lボトル1本2,160円(2本1セットで月4,320円〜)
サーバーレンタル料 無料
配送料 無料
初期費用 2,200円(税込)
規定利用期間 3年(期間内の解約・交換は手数料あり)
温度 冷水5〜20℃・温水60〜90℃(それぞれ3モード)
サイズ・重量 幅30cm×奥行34cm×高さ110cm・20kg
主な機能 足元ボトル交換・自動クリーンシステム・3種類のチャイルドロック・USB充電ポート2口・非常用電源ユニット付属
メリット

  • ボトルを足元にセットするので重いボトルを持ち上げなくてよい
  • 自動クリーンシステムで内部を清潔に保てる
  • 非常用電源ユニットが付属し停電時の備えにもなる
デメリット

  • 規定利用期間が3年と長め
  • ボトル1本2,160円で浄水型より水代が高い
  • ボトルの受け取りと保管スペースが必要

コスモウォーター smartプラスNextは、宅配型ウォーターサーバーの中でも人気の高い足元ボトル交換モデルです。12Lのボトルを腰の高さまで持ち上げる必要がないので、力に自信のない受付スタッフや看護師さんでも、ボトル交換を負担なくこなせます。医療機関ではボトル交換を誰が担当するかが運用上の課題になりがちなので、この点は大きなメリットです。

サーバー内部は自動クリーンシステムで清潔に保たれ、チャイルドロックも3種類から選べます。さらに非常用電源ユニットが付属しているため、停電時でもボトルの水を取り出せる点は、災害時の備えを求められる医療機関と相性が良いポイントです。規定利用期間は3年なので、長く使う前提で検討しましょう。

2位 フレシャス dewoⅱ|軽量パックで交換しやすく省エネ性能が高い

フレシャス dewo

水の料金(税込) 7.2Lパック1,231円〜1,264円(富士・朝霧高原・木曽から選択)
注文単位 1回の配送は4パック(28.8L)単位
サーバーレンタル料 初月無料、2か月目以降は前月2箱以上の利用で無料(0〜1箱なら月550円)
配送料 無料
電気代の目安 月420円〜(省エネ機能使用時・同社調べ)
温度 冷水5〜15℃・常温水・温水70〜85℃・高温水約90℃
衛生機能 UV-LEDによる自動クリーニング
サイズ 幅290mm×奥行363mm×高さ1,125mm
メリット

  • 7.2Lの軽量パックで交換作業がラク
  • 省エネ機能で電気代を月420円〜に抑えられる
  • 常温水が出せて服薬にも使いやすい
デメリット

  • 注文は4パック単位で1回あたりの量が多い
  • 利用が少ない月はサーバーレンタル料がかかる
  • 天然水のため1Lあたりの単価は浄水型より高い

フレシャス dewoⅱは、7.2Lの使い捨てパックをサーバー上部にセットする宅配型サーバーです。一般的な12Lボトルの6割ほどの重さなので、交換作業がスタッフの負担になりにくく、使用済みパックは小さく潰して捨てられるため、狭いバックヤードでも空ボトルの置き場所に困りません。

光センサーによるスリープ機能などの省エネ機能を使えば、電気代は月420円〜(同社調べ)に抑えられます。夜間や休診日は人がいなくなる医療機関では、この省エネ性能が光熱費の削減に役立ちます。前月に2箱以上使えばサーバーレンタル料が無料になるので、待合室とスタッフで毎月それなりの量を使う医院ほどお得になる料金体系です。

3位 クリクラFit|多くの産院で導入実績があり定期メンテナンスでサーバーを丸ごと交換

クリクラFit(フィット)

水の料金(税込) 12Lボトル1本1,620円
あんしんサポートパック 月460円(税込・全員加入)
サーバーレンタル料 無料(3か月で6本未満の場合は月1,100円がかかる場合あり)
配送料 無料(1本から注文可・月のノルマなし)
メンテナンス 年に1度サーバー本体を交換(分解・洗浄・殺菌済みのものと入れ替え)
温度 冷水約4〜10℃・温水約80〜90℃(再加熱時最大93℃)
チャイルドロック 温水コックに加え、冷水コックへの取り付けにも対応
サイズ 幅245mm×奥行383mm×高さ987mm(カバー付きは1,291mm)
メリット

  • 全国の多くの産婦人科で導入されている実績がある
  • 年1回の本体交換で内部まで清潔な状態を保てる
  • 1本から注文できて月のノルマがない
デメリット

  • あんしんサポートパックの月額が別途かかる
  • 利用本数が少ないとレンタル料が発生する場合がある
  • 常温水には対応していない

クリクラFitは、株式会社ナックが提供するクリクラの標準サーバーです。クリクラは産婦人科へのサポートに長く力を入れており、全国の多くの産院で待合室や授乳室に設置されています。不純物を取り除いたRO水にミネラルを加えた軟水なので、赤ちゃんのミルクづくりに使いたい産院や小児科との相性が良い水です。

医療機関にとって心強いのが、年に1度、分解・洗浄・殺菌したサーバーと本体ごと入れ替えてくれるメンテナンス体制です。自分たちで内部まで掃除することはできないので、定期的に本体が新しくなる安心感は大きいでしょう。チャイルドロックは温水だけでなく冷水コックにも取り付けられるので、子どもが多い待合室でも安心して置けます。

4位 ワンウェイウォーター smartプラス|水の種類を選べて小規模クリニックでも始めやすい

ワンウェイウォーター smartプラス

水の料金(税込) プラスプレミアム12L 1,350円/天然水(彩・京の湧水・天寿の水)12L 2,052円
サーバーレンタル料 無料
初回出荷手数料 1,100円(税込)
規定利用期間 2年
温度 冷水6〜10℃・温水80〜90℃
衛生機能 Wクリーン機能・クリーンサイクル
チャイルドロック 温水・冷水ともにあり
サイズ 幅30cm×奥行34cm×高さ110cm
メリット

  • 12L 1,350円のプラスプレミアムなら水代を抑えられる
  • 天然水も選べて用途に合わせられる
  • 足元ボトル交換で持ち上げる必要がない
デメリット

  • 天然水を選ぶと1本2,052円と割高になる
  • 規定利用期間が2年ある
  • 初回出荷手数料がかかる

ワンウェイウォーター smartプラスは、足元にボトルをセットするタイプの宅配型サーバーで、グッドデザイン賞も受賞しています。水は12L 1,350円のプラスプレミアムと、2,052円の天然水3種類から選べるので、コストを優先するか水の味を優先するかで使い分けられます。

サーバーレンタル料は無料で、初回出荷手数料1,100円のみで始められるため、初期費用を抑えたい小規模クリニックにも向いています。温水・冷水ともにチャイルドロックがあり、Wクリーン機能で内部の衛生も保てます。同じ足元交換型のコスモウォーターより水代を抑えたい医院に検討してほしい機種です。

5位 プレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバー|デザイン性の高いサーバーで待合室の雰囲気づくりに役立つ

プレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバー

月額料金(税込) もっとPREMIUMプラン4,082円/ずっとPREMIUMプラン4,190円(ボトル2本利用時)
サーバーレンタル料 0円
最低利用期間 もっとPREMIUMプラン5年/ずっとPREMIUMプラン3年
水の種類 天然水
温度 冷水約6℃・温水約87℃
チャイルドロック 冷温水コックのチャイルドロックボタン+温水スライドロック
サイズ 高さ1,326mm×幅270mm×奥行330mm
キャンペーン 新規申込者全員に天然水ボトル1本プレゼント
メリット

  • 家電ブランドamadanaのシンプルなデザインで内装になじむ
  • 温水はボタンとスライドの二重ロックで安全性が高い
  • サーバーレンタル料0円で天然水を使える
デメリット

  • 最低利用期間が3年または5年と長い
  • 常温水は出せない
  • ボトルを上部に持ち上げて交換する必要がある

プレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバーは、デザイン家電ブランドamadanaとコラボした宅配型サーバーです。無駄のないシンプルなデザインなので、内装にこだわった美容クリニックや歯科医院の待合室にも違和感なく溶け込みます。

チャイルドロックは冷温水コックのロックボタンに加え、温水専用のスライドロックも搭載しており、子どもが誤って熱湯を出してしまうリスクを抑えられます。一方で、最低利用期間は3年または5年と長く、常温水には対応していないため、服薬用の常温水を重視する場合は浄水型と比較してから選ぶとよいでしょう。

6位 アクアクララ アクアスリム|法人向けプランが充実し定期メンテナンスにも対応

アクアクララ アクアスリム

あんしんサポート料(税込) 月1,100円(2年割プラン・通常プランとも)
水の料金 ボトル代は本数・プラン・地域により異なる(公式の料金シミュレーターで確認)
プラン 2年割プラン(2年ごとの自動更新)/通常プラン
水の種類 RO水にミネラルを加えた軟水
メンテナンス 2年に1度、専門スタッフがサーバーを洗浄・通常使用範囲の故障は無料修理または交換
温度 冷水5〜12℃・温水80〜90℃
チャイルドロック 温水に標準装備(冷水用は別途2,200円)
サイズ 幅275mm×奥行313mm×高さ966mm
メリット

  • 法人専用の申込み窓口があり事業所での導入に慣れている
  • 専門スタッフによる定期的なサーバー洗浄がある
  • 地域の販売店が配達するので相談しやすい
デメリット

  • あんしんサポート料が月1,100円かかる
  • 冷水のチャイルドロックは有料オプション
  • ボトル代が地域やプランで異なり比較しにくい

アクアクララは、オフィスや店舗などの法人導入で長い実績を持つ宅配水ブランドです。アクアスリムは床置きの標準的なモデルで、2年に1度は専門スタッフがサーバーを洗浄してくれるため、自院での清掃だけでは手が届かない内部まで定期的にケアできます。

全国の販売店が地域ごとに配達を担っているので、配達日時や設置場所の相談をしやすく、法人契約の請求方法などもまとめて相談しやすいのが特長です。ボトル代は販売店やプランで異なるため、導入前に法人窓口で見積もりを取り、ほかの宅配型と月額を比べるのがおすすめです。

7位 アルピナウォーター スタンダードサーバー|純水に近いRO水で薬を飲む患者さんにも使いやすい

アルピナウォーター スタンダードサーバー

水の料金(税込) 12Lボトル1本1,436円
サーバーレンタル料(税込) 月770円
配送料・初期費用 0円(宅配便エリアは別途送料あり)
水の種類 北アルプスの天然水を原水にしたピュアウォーター(RO水)
温度 冷水約5〜10℃・温水約80〜85℃
メンテナンス 2年〜2年半ごとに1度、無料
チャイルドロック あり
サイズ 横幅31cm×奥行33cm×高さ99.5cm(12Lボトル装着時124cm)
メリット

  • 12L 1,436円と宅配型の中では水代が安い
  • 不純物を除いたRO水でクセのない味
  • 定期メンテナンスが無料で受けられる
デメリット

  • サーバーレンタル料が月770円かかる
  • 自社配送エリア外は送料がかかる
  • ボトルを上部に持ち上げて交換する

アルピナウォーター スタンダードサーバーは、北アルプスの天然水をRO膜でろ過したピュアウォーターを届ける宅配型サーバーです。不純物を取り除いたクセのない軟らかい味わいなので、薬を飲むときにも口当たりが気になりにくいのが特徴です。

12Lボトル1本1,436円と宅配型の中では水代が手ごろで、2年〜2年半ごとの定期メンテナンスも無料です。サーバーレンタル料が月770円かかる点と、自社便で配送されるエリアが中心になる点には注意が必要ですが、宅配型の水質と浄水型に近いコスト感の両方を求める医院には有力な選択肢になります。

8位 プレミアムウォーター スリムサーバー4|傾斜付きの操作パネルとワンタッチ定量出水で高齢の患者さんも扱いやすい

プレミアムウォーター スリムサーバーⅣ

月額料金(税込) もっとPREMIUMプラン4,190円/ずっとPREMIUMプラン4,298円(ボトル2本利用時)
最低利用期間 もっとPREMIUMプラン5年/ずっとPREMIUMプラン3年
水の種類 天然水
温度 冷水約6℃・温水約85℃
操作性 立ったまま操作しやすい傾斜付き操作パネル・ワンタッチ定量出水(約200ml)
チャイルドロック 温水に火傷防止ロック(冷水はロックフリー)
サイズ ロングタイプ高さ1,294mm/ショートタイプ高さ821mm(いずれも幅270mm×奥行361mm)
キャンペーン 新規申込者全員に天然水ボトル1本プレゼント
メリット

  • ボタン1回で約200mlを自動で注げるのでこぼしにくい
  • 操作パネルに傾斜があり腰をかがめずに使える
  • 床置きのロングと卓上のショートから選べる
デメリット

  • 最低利用期間が3年または5年と長い
  • 常温水は出せない
  • ボトル2本で月4,000円台と浄水型より高い

プレミアムウォーター スリムサーバー4は、操作パネルに傾斜をつけて立ったままでも見やすく押しやすくした宅配型サーバーです。ボタンを押すだけで約200mlを自動で注ぐワンタッチ定量出水がついているので、手元がおぼつかない高齢の患者さんでもコップからあふれさせる心配がありません。

床置きのロングタイプと、カウンターに置けるショートタイプから選べるため、待合室の広さに合わせやすいのもポイントです。なお、以前は同シリーズを販売していたクリティアは新規申込の窓口をプレミアムウォーターに移しているため、これから契約する場合はプレミアムウォーターで申し込む形になります。

病院にウォーターサーバーを置くメリット

ここからは、病院やクリニックにウォーターサーバーを置くことで得られるメリットを、患者さん側とスタッフ・経営側の両面から紹介します。

服薬や水分補給をその場でサポートできる

院内で処方された薬をすぐに飲んでほしい場面や、検査前後に水分をとってもらいたい場面は少なくありません。そのたびにスタッフが水を用意したり、患者さんが自販機まで移動したりするのは負担です。ウォーターサーバーがあれば、患者さん自身がその場で必要な量の水を用意できます。

とくに常温水が出せる機種なら、冷たい水で胃腸に負担をかけたくない人や、高齢の方にも飲みやすい温度で提供できます。夏場の熱中症対策としても、厚生労働省の熱中症関連情報でこまめな水分補給が推奨されており、体調を崩して来院する人が多い医療機関こそ、手軽に水を飲める環境の意味は大きいと言えます。

待ち時間の満足度が上がり医院の印象アップにつながる

病院に対する不満としてよく挙がるのが待ち時間の長さです。待ち時間そのものを短くするには予約システムや人員配置の見直しが必要ですが、待っている間の快適さは、ウォーターサーバー1台からでも改善できます。

自由に飲める水やお茶があるだけで、患者さんは「気づかいのある医院だ」と感じやすくなります。デザイン性の高いサーバーを選べば、待合室の雰囲気づくりにもつながります。地域の患者さんに選ばれ続けるための、費用対効果の高いサービスのひとつと考えるとよいでしょう。

スタッフの福利厚生になり水分補給もしやすくなる

忙しい医療現場では、スタッフがゆっくり水分補給する時間を取れないことも多いものです。ナースステーションや休憩室にウォーターサーバーがあれば、すき間時間にさっと冷水や温かい飲み物を用意でき、スタッフの体調管理にも役立ちます。

お湯がすぐに出るので、休憩中のお茶やコーヒー、カップスープの用意も簡単です。電気ケトルでお湯を沸かす手間がなくなるだけでも、短い休憩時間を有効に使えます。職場環境の改善は人材の定着にもつながるため、福利厚生の一環として導入する医院も増えています。

経費として計上できる

医院として契約したウォーターサーバーの費用は、事業に必要な支出として経費に計上できるのが一般的です。患者さん向けに設置する場合と、職員向けに設置する場合で勘定科目が変わることもあり、レンタル料は賃借料、水代は消耗品費や福利厚生費などで処理されることが多いようです。

ただし、個人開業医で自宅と兼用しているような場合は按分が必要になるなど、扱いはケースによって異なります。具体的な処理方法は、顧問の税理士に確認しておくと安心です。

病院にウォーターサーバーを置くデメリット

メリットが多い一方で、医療機関ならではの注意点もあります。導入してから困らないよう、デメリットと対策をあらかじめ確認しておきましょう。

水代やレンタル代などのランニングコストがかかる

ウォーターサーバーは置いた瞬間から毎月の費用が発生します。浄水型なら月3,000円台前後の定額、宅配型ならボトル2本で月4,000円前後からが目安で、これに電気代と紙コップ代が加わります。待合室の利用が多い医院では、宅配型だとボトルの本数が増えて月1万円を超えることも珍しくありません。

対策としては、利用人数が多い場所には定額の浄水型、水の品質を重視したい場所には宅配型、と使い分けるのが有効です。また、多くのサービスに最低利用期間があり、期間内の解約には手数料がかかります。国民生活センターもウォーターサーバーの勧誘トラブルについて、契約期間内の解約料に注意するよう呼びかけているので、契約前に条件を必ず確認しましょう。

ボトル交換や受け取りがスタッフの負担になる

宅配型の場合、12Lのボトルは約12kgあり、上置きタイプでは腰の高さ以上まで持ち上げる必要があります。診療中に水が切れると、受付スタッフや看護師が手を止めて交換しなければなりません。さらに、配送の受け取りや空ボトルの保管も地味に手間になります。

この負担を減らすには、足元にボトルをセットするタイプや軽量パックのタイプを選ぶか、ボトル交換自体が不要な浄水型を選ぶのが効果的です。宅配型を選ぶ場合は、配送日を休診日以外に設定し、受け取りの担当者を決めておくとスムーズです。

衛生管理を怠ると院内の信頼を損なう

医療機関で使うウォーターサーバーが汚れていたら、患者さんは医院全体の衛生管理にまで不安を感じてしまいます。給水口のまわりに水あかがついていたり、受け皿に水がたまっていたりするだけでも、印象は大きく下がります。

自動クリーン機能つきの機種でも、外側の給水口や受け皿の掃除は人の手で行う必要があります。後述する運用ルールの章を参考に、掃除の担当と頻度を決めておきましょう。

設置スペースと電源の確保が必要

床置き型のウォーターサーバーは、幅30cm×奥行35cm前後のスペースが必要です。加えて、壁から少し離して放熱スペースを取り、近くにコンセントを確保しなければなりません。宅配型なら予備ボトルの置き場所も必要です。

待合室では、車いすやベビーカーの動線をふさがない位置に置くことも大切です。設置予定の場所の寸法とコンセントの位置を事前に測っておくと、契約後の「置けなかった」を防げます。スペースが限られる場合は、卓上型や水道直結型も検討しましょう。

病院向けウォーターサーバーの選び方

医療機関でウォーターサーバーを選ぶときは、家庭向けとは違う視点が必要です。チェックしたい5つのポイントを紹介します。

自動クリーン機能や定期メンテナンスで衛生面を確認する

医療機関で最も重視したいのが衛生面です。チェックしたいのは、サーバー内部を自動で殺菌・洗浄する機能があるかと、専門業者による定期メンテナンスや本体交換があるかの2点です。

UV-LEDで内部を殺菌するタイプ(エブリィフレシャス tall、Locca Smart、ウォータースタンド プライムスタンドなど)や、年1回サーバー本体を丸ごと交換するタイプ(クリクラFit、feel free putio)は、院内での管理負担を減らしながら清潔さを保ちやすいのが特長です。カタログでは「クリーン機能」と書かれていても範囲は機種によって違うので、どこまで殺菌されるのかを公式サイトで確認しておきましょう。

高齢者や子どもも安心して飲める軟水・RO水を選ぶ

日本のウォーターサーバーで使われる水は、ほとんどが軟水です。軟水は口当たりがやわらかく、高齢の方や子どもでも飲みやすいのが特徴です。とくに、不純物を取り除いたRO水は赤ちゃんのミルクづくりにも使いやすく、小児科や産婦人科で選ばれることが多くなっています。

浄水型も水道水をろ過したクセの少ない水なので、服薬用として十分に使えます。天然水は産地ごとの味わいがありますが、ミネラル分が多めの水もあるので、ミルク用に使う場合は硬度を確認しておくと安心です。

チャイルドロック付きでやけどを防げるか

ウォーターサーバーの温水は80〜90℃前後あり、小さな子どもが触れると大きなやけどにつながります。東京都のウォーターサーバーの危害・危険に関する注意喚起でも、乳幼児のやけど事故への注意が呼びかけられています。

待合室に置くなら、温水だけでなく全操作をロックできる機種や、ロックの解除方法が子どもにわかりにくい機種を選びましょう。冷水にもロックをかけられると、いたずらで水を出しっぱなしにされるのも防げます。あわせて、受付から見える位置に設置するなど、運用面での見守りも大切です。

利用人数に合わせて浄水型か宅配型かを決める

1日の利用人数は、機種選びの大きな判断材料です。目安として、患者さんとスタッフを合わせて1日数人〜20人程度の小規模クリニックなら、浄水型の給水タンク式でも宅配型でも対応できます。1日に何十人も使う外来待合室なら、補充の手間がない水道直結型か、定額で使い放題の浄水型がおすすめです。

宅配型の場合は、1人1日コップ1〜2杯(約200〜400ml)として、1か月に必要な水の量を計算しておくとボトルの本数を見積もれます。使用量が多くなるほど、定額の浄水型との差額が大きくなる点も覚えておきましょう。

法人契約の料金と最低利用期間・解約金をチェック

ウォーターサーバーの多くは2〜5年の最低利用期間があり、期間内に解約すると数千円〜数万円の手数料がかかります。移転や改装、閉院の予定がある場合は、最低利用期間が短いプランや縛りなしプランを選ぶと安心です。縛りなしで始められる機種は解約金なしのウォーターサーバーおすすめでまとめて比較できます。

また、法人契約では請求書払いや複数台契約の割引に対応しているサービスもあります。支払い方法がクレジットカードのみのサービスもあるので、医院の経理処理に合うかもあわせて確認しましょう。事業所向けの料金プランをさらに比較したい場合は法人・オフィス向けウォーターサーバーランキングも参考になります。

診療科・施設タイプ別に考えるウォーターサーバーの置き方

同じ医療機関でも、診療科や施設のタイプによってウォーターサーバーに求められる役割は変わります。ここでは、タイプ別におすすめの機種と置き方のポイントを紹介します。

小児科・産婦人科はチャイルドロックとミルク用のお湯を重視

小児科や産婦人科では、待合室に小さな子どもがいることが前提です。温水だけでなく冷水にもチャイルドロックをかけられる機種を選び、子どもの手が届きにくい位置に置きましょう。授乳室にお湯を用意したい場合は、ミルクづくりに使いやすいRO水の宅配型が便利です。この用途でおすすめなのが、産院での導入実績が豊富なクリクラFitです。

クリクラFit(フィット)

小児科・産院で注目したい点 冷水コックにもチャイルドロックを取り付けられる
水の種類 RO水にミネラルを加えた軟水
温水 約80〜90℃(再加熱時最大93℃)
メンテナンス 年に1度サーバー本体を交換
費用(税込) 12Lボトル1,620円+あんしんサポートパック月460円
メリット

  • 冷水・温水の両方をロックできて子どもの誤操作を防げる
  • RO水なので授乳室でのミルクづくりに使いやすい
  • 産婦人科での導入実績が多く運用の相談がしやすい
デメリット

  • ミルクに使うお湯は一度沸騰させる必要がある場合もある
  • ボトル交換は上置きで持ち上げる作業が必要
  • 常温水は出せない

ミルクづくりに使う場合は、粉ミルクのメーカーが推奨する温度や調乳方法に従うことが大切です。サーバーのお湯をそのまま使えるかどうかは製品ごとの案内を確認し、迷うときは保護者の方に任せる運用にしておくと安心です。

内科・整形外科など高齢者が多い医院は使いやすい給水レバーを

高齢の患者さんが多い内科や整形外科では、腰をかがめずに操作でき、こぼしにくい機種が向いています。手に力が入りにくい方や、杖をついている方でも片手で使えるかが大切です。この用途でおすすめなのが、傾斜付きの操作パネルとワンタッチ定量出水を備えたプレミアムウォーター スリムサーバー4です。

プレミアムウォーター スリムサーバーⅣ

高齢の患者さんに向く点 ボタン1回で約200mlを自動出水・立ったまま押しやすい傾斜パネル
サイズ ロングタイプ高さ1,294mm(操作部が腰より高い位置)
冷水 約6℃・ロックフリーですぐに出せる
月額料金(税込) 4,190円〜(ボトル2本利用時)
最低利用期間 3年または5年
メリット

  • 定量出水でコップからあふれる心配が少ない
  • 冷水はロックなしで高齢の方でも迷わず使える
  • 操作部が高めで腰をかがめずに済む
デメリット

  • 常温水がなく冷たい水が苦手な方には不向き
  • 最低利用期間が長い
  • ボトル交換は上部に持ち上げる必要がある

整形外科では、松葉杖や車いすの患者さんも利用します。サーバーのまわりに十分なスペースを取り、紙コップは手を伸ばさずに取れる高さに置くなど、設置場所にも配慮しましょう。冷たい水が苦手な方が多い場合は、常温水が出せる浄水型との併用も検討するとよいでしょう。

歯科医院はうがい用と飲料用で使い分ける

歯科医院では、診療ユニットのうがい用の水と、待合室の飲料用の水は分けて考えるのが基本です。待合室のウォーターサーバーは、治療前に口をゆすぎたい方や、麻酔後に少し水を飲みたい方にも使われます。使用量が多くなりがちなので、定額で使い放題の浄水型が向いています。この用途でおすすめなのが、縛りなしプランも選べるウォータースタンド ピュアライフ Lです。

ウォータースタンド ピュアライフ L

歯科医院に向く点 定額で使い放題・常温水が出せる
月額料金(税込) 縛りなし3,300円/3年3,080円/5年2,860円
温度 冷水約4〜8℃・常温水・温水約92℃
メンテナンス 9か月ごとのフィルター配送・故障修理・経年劣化時の本体交換込み
チャイルドロック 全操作ロック可能・温水は自動ロック
メリット

  • 使用量が多くても月額が変わらない
  • しみやすい歯でも飲みやすい常温水が出せる
  • 縛りなしプランで気軽に試せる
デメリット

  • 給水タンクへの水道水の補充は必要
  • 縛りなしプランは長期プランより月額が高い
  • 診療ユニットのうがい用の水には使えない

知覚過敏の患者さんや、治療後で冷たい水がしみる方には常温水が喜ばれます。紙コップのゴミ箱をサーバーの近くに置き、うがいを待合室でしないよう案内を貼っておくと、衛生面のトラブルも防げます。

薬局・調剤薬局は服薬用の常温水を出せるかを確認

調剤薬局では、薬を受け取った患者さんがその場で1回目の薬を飲むことがよくあります。冷たすぎる水は飲みにくい方もいるため、常温水を出せる機種を選ぶと服薬指導もスムーズです。この用途でおすすめなのが、常温水を含む6段階の温度を使い分けられるエブリィフレシャス tallです。

エブリィフレシャス tall

薬局に向く点 常温水を含む6段階の温度設定
月額料金(税込) 3,300円(定額・使い放題)
補充方法 給水タンクに水道水を注ぐ(ボトル受け取り不要)
衛生機能 UV-LEDによる自動クリーン
サイズ 幅290mm×奥行363mm×高さ1,125mm
メリット

  • 常温水ですぐに服薬してもらえる
  • ボトルの受け取りがなく薬局業務を止めない
  • 定額なので来局者が多い日も費用が変わらない
デメリット

  • 床置き型なのでカウンター上には置けない
  • 給水タンクの補充はスタッフが行う
  • 天然水ではない

薬局ではカウンターまわりのスペースが限られるため、受付横の壁際など、患者さんが薬を受け取ってから自然に手が届く位置に置くのが理想です。紙コップは1回使い切りにし、服薬後に捨てられるゴミ箱も近くに用意しておきましょう。

スタッフルームやナースステーションは省スペースの卓上型が便利

スタッフルームやナースステーションは、物品や書類が多くスペースが限られがちです。机やカウンターの上に置ける卓上型なら、床のスペースを使わずに設置できます。この用途でおすすめなのが、幅240mmのコンパクトな浄水型、feel free putioです。

クリクラ feel free putio

スタッフルームに向く点 幅240mm×奥行362mm×高さ415mmの卓上サイズ
月額料金(税込) 3,140円(お得プラン+あんしんサポートパック)
温水 約80〜85℃(再加熱約85〜87℃)ですぐにお茶やコーヒーを入れられる
補充方法 3Lの給水タンクに水道水を注ぐ
メンテナンス 1年に1度サーバー本体をまるごと交換
メリット

  • 机の上に置けて床のスペースを取らない
  • 休憩中にすぐお湯が使える
  • ボトルの受け取りや保管がいらない
デメリット

  • 給水タンクが3Lなので補充の回数が多くなる
  • 大人数のスタッフルームには容量が足りない場合がある
  • サポートパックの月額が別途かかる

ナースステーションでは、夜勤のスタッフが温かい飲み物で一息つけるだけでも、働きやすさは変わります。給水タンクの補充は、シフトの交代時に確認するといったルールにしておくと、水切れを防げます。

院内で安全に使うための衛生管理と運用ルール

ウォーターサーバーは、置いたあとの運用で安全性が大きく変わります。院内でトラブルなく使い続けるために、決めておきたいルールを紹介します。

紙コップの設置場所と使い捨てルールを決める

待合室でウォーターサーバーを使ってもらうなら、紙コップは1人1回使い切りが基本です。コップは上から取り出すタイプではなく、下から1枚ずつ引き出すディスペンサーに入れると、ほかの人のコップに触れずに済みます。

ゴミ箱はサーバーのすぐ近くに置き、「コップは1回ずつ新しいものをお使いください」といった案内を掲示しておきましょう。マイボトルへの給水を認めるかどうかも、あらかじめ決めておくと迷いません。給水口がボトルの口に触れると汚れの原因になるため、認める場合も給水口に触れないよう案内するのがおすすめです。

給水口・受け皿の掃除担当と頻度を決めておく

自動クリーン機能があっても、外側の給水口や受け皿、本体表面は人の手で掃除する必要があります。おすすめの頻度は次のとおりです。

掃除する場所 頻度の目安 方法
給水口(注ぎ口) 毎日 アルコールを含ませた清潔な布や綿棒でふく
受け皿 毎日〜2日に1回 外して水洗いし、よく乾かす
本体表面・ボタン 毎日 不特定多数が触れるので除菌シートでふく
背面・放熱部のほこり 月1回 電源を切り、乾いた布や掃除機で取り除く
給水タンク(浄水型) メーカーの指示どおり 取扱説明書に従って洗浄する

担当者と頻度をチェック表にして、サーバーの近くやバックヤードに貼っておくと、掃除の抜けや担当の偏りを防げます。開院前の準備や閉院後の片付けのルーティンに組み込むのがおすすめです。

感染症の流行期に気をつけたいポイント

インフルエンザなどの感染症が流行する時期は、待合室のウォーターサーバーも感染対策の対象になります。多くの人が触れるボタンやレバーは、流行期には掃除の回数を増やすのがおすすめです。

サーバーの近くに手指消毒用のアルコールを置き、使う前の消毒を案内するのも効果的です。発熱外来を分けている医院では、一般の待合室と発熱患者さんの待合スペースでサーバーを共用しない、あるいは流行期だけ紙コップの水をスタッフが手渡しに切り替えるといった運用も検討しましょう。

停電・災害時の備蓄水としても活用する

宅配型のウォーターサーバーを使っていれば、未開封の予備ボトルを災害時の飲料水として活用できます。農林水産省の家庭備蓄ポータルでは、飲料水は1人1日3リットルを目安に備えることが紹介されています。医療機関でも、スタッフや患者さんのための水の備えは欠かせません。

ボトルは古いものから使い、使った分だけ補充するローリングストックにすると、賞味期限切れを防げます。また、コスモウォーター smartプラスNextのように非常用電源ユニットが付属する機種なら、停電時でも水を取り出せます。浄水型は断水すると補充できないので、浄水型を使っている場合は別に飲料水を備蓄しておきましょう。停電・断水への備えを重視して選びたい場合は防災に強いウォーターサーバーおすすめランキングも参考にしてください。

病院でウォーターサーバーを導入するまでの流れ

実際にウォーターサーバーを導入するまでの流れを、3つのステップで紹介します。

利用人数と1か月に必要な水の量を見積もる

まずは、1日に何人がウォーターサーバーを使うかを見積もります。外来患者数、付き添いの家族、スタッフの人数を合わせ、1人あたりコップ1〜2杯(約200〜400ml)として計算するのが目安です。

たとえば1日40人が1杯ずつ飲むと1日約8L、月22日の診療で約176Lになります。12Lボトルなら月15本前後が必要になり、宅配型だと水代が2万円を超えることもあります。この規模なら、定額の浄水型や水道直結型のほうがコストを抑えやすくなります。

複数社に法人向けの見積もりを依頼する

利用量の目安が出たら、2〜3社に法人向けの見積もりを依頼しましょう。法人窓口では、複数台契約の割引や請求書払いへの対応、設置場所に合った機種の提案などを受けられることがあります。

見積もりを比べるときは、月額料金だけでなく、初期費用、最低利用期間、解約金、メンテナンス内容、配送の頻度まで並べて比較するのがポイントです。気になる機種は、ランキングで紹介した各サービスの公式サイトから問い合わせてみてください。ウォーターサーバー全般の比較はウォーターサーバーおすすめ人気ランキング、水道水を使うタイプをさらに詳しく比べたい場合は浄水型ウォーターサーバーの比較ランキングも参考になります。

設置場所と動線を決めて契約する

最後に、設置場所と患者さんの動線を決めてから契約します。受付から見える位置か、車いすやベビーカーの通行を妨げないか、コンセントは近くにあるか、紙コップとゴミ箱を置くスペースはあるか、を確認しましょう。

宅配型なら、予備ボトルの保管場所と配送の受け取り担当も決めておきます。契約後は、掃除の担当表と利用案内の掲示物を用意しておくと、設置した日からスムーズに運用を始められます。

病院のウォーターサーバーに関するよくある質問

最後に、病院やクリニックでウォーターサーバーを検討する方からよく寄せられる質問にお答えします。

病院のウォーターサーバーの水代は月いくらが目安?

浄水型なら月3,000円台前後の定額で、使う量にかかわらず料金は変わりません。水道直結型の法人向けモデルは月5,500円前後が目安です。宅配型はボトル2本で月4,000円前後からですが、待合室で多くの人が使うと月1万円以上になることもあります。ここに電気代(月数百円〜1,000円程度)と紙コップ代が加わります。

待合室のウォーターサーバーで感染リスクはない?

リスクがゼロとは言えませんが、紙コップの使い切り、給水口とボタンのこまめな消毒、手指消毒の案内を徹底すれば、リスクを抑えて運用できます。サーバー内部はUV殺菌や自動クリーン機能、定期的な本体交換がある機種を選ぶと安心です。感染症の流行期は、掃除の回数を増やすなど運用を強化しましょう。

浄水型と宅配型、病院に向いているのはどっち?

利用人数が多く、ボトル交換の手間を省きたいなら浄水型、水の品質や災害時の備蓄を重視するなら宅配型が向いています。迷ったら、待合室には定額の浄水型、授乳室やスタッフルームには用途に合った宅配型と、場所ごとに使い分けるのもひとつの方法です。

ウォーターサーバーの費用は経費で落とせる?

医院として契約し、患者さんやスタッフのために使うウォーターサーバーの費用は、経費として計上できるのが一般的です。レンタル料や水代の勘定科目は、用途や契約内容によって異なります。自宅兼用のクリニックなどは按分が必要になることもあるので、具体的な処理は顧問税理士に確認しましょう。

小規模クリニックでも法人契約できる?

多くのサービスで、医師1人の小規模クリニックでも法人・事業者として契約できます。ウォータースタンドやアクアクララのように法人専用の申込み窓口を設けているサービスもあります。個人事業主として開業している場合も事業用として申し込めることが多いので、請求書払いに対応しているかなど、支払い方法とあわせて確認しましょう。

お茶やコーヒーも出せるサーバーはある?

あります。エブリィフレシャスにはコーヒーメーカー一体型のエブリィフレシャス tall+cafeがあり、月額3,850円(税込)で浄水とコーヒーの両方を使えます。スタッフルームで使うなら便利ですが、待合室では衛生管理やカップの扱いが増えるため、患者さん向けは水だけ、スタッフ向けにコーヒー対応機種と分けるのが現実的です。

まとめ|病院のウォーターサーバーは衛生面と運用のしやすさで選ぼう

病院やクリニックにウォーターサーバーを置くと、患者さんの服薬や水分補給をサポートでき、待ち時間の快適さやスタッフの働きやすさも高められます。一方で、不特定多数が使う医療機関では、家庭以上に衛生管理と安全面への配慮が欠かせません。

選ぶときのポイントをおさらいしましょう。

  • 利用人数が多くコストを読みたいなら、定額の浄水型(エブリィフレシャス tall、ウォータースタンド ピュアライフ Lなど)
  • 大人数で補充の手間をなくしたいなら、水道直結のウォータースタンド プライムスタンド
  • 水の品質や災害時の備蓄を重視するなら、宅配型(コスモウォーター smartプラスNext、クリクラFitなど)
  • 子どもが多い医院は、冷水にもロックをかけられる機種を選ぶ
  • 最低利用期間と解約金は、移転や改装の予定とあわせて確認する

機種選びと同じくらい大切なのが、紙コップの使い切りや掃除の担当を決める運用ルールです。工事が可能なら水道直結ウォーターサーバーのランキング、費用を抑えたいなら安いウォーターサーバーのランキングもあわせて確認してみてください。今回紹介したランキングと選び方を参考に、医院の規模や診療科に合ったウォーターサーバーを選んで、患者さんにもスタッフにも心地よい院内環境をつくってください。

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